資生堂や電通がリモートワークを強制しました。
これくらいの実行力がないとリモワは浸透しないのではと思います。
リモワは、利点と弊害を同じように並べていることが多いのですが、弊害ってあまりないのではと思っています。
弊害があるのであれば具体的な策で打ち消しすればいいことではないでしょうか。
1 リモートワークの利点
リモートワークは、遠隔地にいながらも仕事ができるというシステムで、クラウドを使ったものや、テレビチャットを使ったものと様々な種類、用途があります。
類似した考え方で、サテライトオフィスもあり、こういった自由度が高い、働き手に選択肢が与えられた働き方はこれからますます進んでいくと思います。
反対に、こういった時流の流れに乗れない企業は、変化に取り残され、人材を確保できず、そもそも、人手が不足する可能性が高いです。
こういった実情がある中で、コロナウイルスの流行とも相まって、世間ではリモートワークや、時差出勤といった自由な働き方が推し進められつつあります。
そもそもですが、今の20代、30代は、会社が全てという考え方が無くなってきています。
高度経済成長期を支えてきた世代の方からすれば、ゆとり教育とか言い、批判するネタにしているだけのようにも感じますが、違う側面から見ると、それはそれで違うようにも感じます。
現代の20代、30代は、転職に否定的な認識はなく、仕事よりプライベートを優先したいと思っています。
こういった点で、すでに考え方は違い、仕事が大事とは思っていなくなっています。
引用:特集 就労等に関する若者の意識|平成30年版子供・若者白書
https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h30gaiyou/s0.html
2 リモートワークの弊害
リモートワークの弊害でよく挙げられるのは、
コミュニケーションがとれない、勤務時間が長くなる可能性がある
です。
他にも理由はあると思いますが、代表的なこの2点について述べていきたと思います。
コミュニケーションがとれないというのは、話し合い、会議といった合議を経て、進めるべき事業があったとして、顔を付き合わせて話をしないといけないという理由です。
対面的なコミュニケーションは、話し手の身振り手振りに騙され、内容が全く入ってこない、客観的に評価できない場合もあることは心理学的にも有名は話です。
あるあるとは思いますが、会議が開かれたはいいけど、1時間会議した結果、全く何も決まらないとか、論点がずれたまま議論が進むといったことはよくあります。
なので、対面型のコミュニケーションが素晴らしい効果があるのかと言われるとやや疑問ありです。
続いて、勤務時間が長時間化するという話です。
実際、この問題が一番起き得るのかなと思います。
ただ、同じ業務量を同じスピードで進めることができれば、理論上は、同じ時間で終えるので、長時間化することはないと言えますが、そうならないということは、同じパフォーマンンスを発揮できていないことが理由となります。
これは、環境の問題で、仕事へ行き、制服に着替えると仕事モードになるいうのと同じで、自宅で仕事をすると、モードが切り替わらない、切り替わりにくいということが理由と考えられます。
単純に、環境の問題とは切り捨てられず、その人の性格も関係してくる部分があるようにも思います。
なので、リモートワークにおける向き不向きは個人の性格や適性にもよると考えられます。
3 具体的な対策と考え方
とはいえ、思考停止をしてリモートワーク取り入れないと結論づけるのは、少々安易な気もしますので、できれば議論を重ねて取り入れる方向性をもったほうがいいと思います。
少なくとも大企業や世界的な動きとしては、リモートワークを順次、取り入れて行っているので、向かい場所は、完全リモートワークとなる可能性があるからです。
先ほど述べた問題点は比較的簡単に解決することができます。
コミュニケーション問題ですが、これまでSNSやチャットといったアプリを使ってコミュニケーション問題がでたということはあまり聞いたことがありません。
これも理論上でいうと、リモートワークの場合と同じカテゴリーとなるので、今までこういった問題が出てこなかった点から考えても、コミュニケーション問題として大きな比重を占めていないと結論づけることが可能と思います。
多少なりとも問題はあると思いますが、根本的な問題として取り上げられることはなく、むしろ好意的な捉え方、利便性が高まったといった視点を持っていると思います。
リモートワークで使われるコミュニケーションツールも主にSNSやチャットアプリとなる可能性が高いので、このまま当てはめると、まず問題は起きないということとなります。
コミュニケーションの目的は解決策を導いたり、お互いに意思疎通、情報共有をすることですから、問題として捉えるならば、そもそもの解決策へのアプローチが悪いとか、コミュニケーションをする人の性格といった点が問題になる場合があると思います。
なので、リモートワークを取り入れたことによりコミュニケーション問題は発生しない可能性が高いと考えられます。
次に、労働時間の長期化ですが、これは確かに問題となり得ます。
労働環境にパフォーマンスが左右されることは間違いないので、極端な話、めちゃくちゃうるさい、汚い労働環境で最高のパフォーマンスを発揮できる人が少ないのと同じで、一定の環境を整える必要があると考えられます。
職場に出勤すれば、自然と頭が切り替わり、周りの目もあるので懈怠もできず、仕事に打ち込むといった状態になりやすいので、パフォーマンスは一定の値を満たすことができると思います。
しかし、あくまで一定のパフォーマンスであって、最高とはいえません。
可能性の話ですが、最高のパフォーマンスを発揮する環境が人によっては、職場とは言えない場合もある訳です。
人によっては、パフォーマンスが最大化される可能性もあるので、それこそ、人の性格や感じ方に左右されると思います。
一律、右向け右ではないですが、同じ考え、枠組みに嵌め込むことはせず、柔軟な方法で対応することがパフォーマンスを最大化させる道と考えられます。
そこに知恵を巡らせ、物差しとなる基準を作り、様々な方法で実験、測定、検討、改善を繰り返し、企業毎の働き方を進めていけばいいと思います。
最終的な結論としては、同じ尺度で測らない、人それぞれで、その人に合った働き方を提示できるように企業は努力すべきということです。
そうすれば、もっと、人は働きやすくなり、多くの価値を生み出すことができるようになります。
企業は人が支えるもので、その人が企業を作ります。
人を軽視し、蔑ろにすれば、そのしっぺ返しが必ずきます。
そんなつもりがなかったとしても結果として、人を大事にしなければ、同じです。
今回の資生堂や電通の取組をみて、自社で検討を進めて、自社に合った方法を是非検討してもらえればと思います。
すぐに結果はでなくとも、長い目で見た時に、大きな成果となると思います。

https://www.lifeofpix.com/photo/hong-kongs-monster-building-through-the-cellphone/
カテゴリー:転職